神田にお勤めの40代男性、上腕二頭筋長頭腱炎

肩の痛み

神田にお勤めの40代男性が肩の痛み、腕の痛みで来られました。

ジムでのトレーニングを始めて1年ほどが経ち1ヶ月前から肩の痛みが出現。

整形外科に伺い、肩関節周囲炎と伝えられたが、痛み止めのお薬と湿布を貰うのみで改善が見られなかったとのことでした。

アームカールなどの上腕二頭筋のトレーニングにて痛みが出現。

軽い重量でのトレーニングでは痛みは出ないが重量を上げると痛みが発生する。

痛みの部位は下の図にある結節間溝(図の炎症部)という部位に見られました。

検査や痛みの部位を踏まえると、上腕二頭筋長頭腱炎と考えました。

上腕二頭筋長頭筋の損傷 | サンテ整骨院へようこそ

上腕二頭筋長頭腱炎

上腕二頭筋は肘を曲げることの他に肩関節の動きも助けます。上腕二頭筋は腱となり、一方は肩関節に、もう一方は肘関節に付着します。肘から肩にかけて付いていて、肩側では「長頭腱」「短頭腱」の2本に分かれます。「長頭腱」は結節間溝(肩関節の上腕骨頭にある骨のくぼみ)という骨の形状上狭い溝のように陥没したところに位置するため摩擦による影響を受けやすく「短頭腱」よりも負担がかかりやすいです。

上の図にある炎症部である肩関節前面の結節間溝での動きが不自然になる。そして不自然が続くと、溝での摩擦が強くなり、腱に傷がついてしまいます。

これは、レントゲンなどでは見られないため、症状や検査などにて判断していく必要があります。

上腕二頭筋腱の部分に炎症が起きているので、筋の緊張を改善し、腱への負荷を減らしていきます。

また、運動を組み合わせて、肩甲骨や肩関節と適切な動きを獲得していく必要があります。本来と違った動きによって発症してしまうケースが多いため、正常な動きの再獲得を目指します。

上腕二頭筋長頭腱炎に対する施術

痛みの部位に対しては、電気療法(立体動体波)にて徐痛や筋緊張の緩和をしていきます。

手技やはりにて上腕二頭筋の筋緊張の改善をし、疼痛部位への負荷を軽減していきます。痛みは肩に近い部位に発生しますが、実際に施術するのが肘に近い部位に行います。

肩関節が正常な位置を保つために必要な腱板(4つの筋肉)に対してのアプローチや肩甲骨の可動域を改善するために胸郭にもアプローチします。

痛みを取るために局所のアプローチをすることはとても大切ですが、痛みが出ないよう全体の状態を良くすることが必要です。

 

トレーニングによる痛みや違和感などでお困りの方は、メディカルスポーツ整骨院にご相談ください。

 

 

メディカルスポーツ整骨院・鍼灸院

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