神田周辺をランニングしている20代男性、足の痛み
すねの痛み
神田周辺をランニングしている20代男性、足の痛みで来られました。
長い間ランニングをしているとのことで、痛みが少しずつ強くなってきてランニングができなくなったのことでした。
状態を確認すると、すねの内側の痛みが確認できました。シンスプリントの疑いがあります。
シンスプリントとは?
シンスプリントとは、上記の筋肉の柔軟性の低下やヒラメ筋を主として後脛骨筋、長趾屈筋付着部が脛の骨の表面を覆う骨膜を引っ張ってしまい微細損傷(骨膜炎)をきたし、発生します。
ほとんど場合、ランニングでのオーバーユーズが発症の原因です。またオーバープロネーションと言って、ランニング中に足、膝が内側に倒れてしまうフォームの方にも発症しやすい疾患です。
ランナーの発生頻度が高く、その20~50%に発生するといわれています。
図にある、長趾屈筋、後脛骨筋、長母趾屈筋が関係します。
同じ痛みの部位で似たような疾患があります。
脛骨(すね)の疲労骨折です。
なので、しっかりと鑑別する必要があり、骨折の不安があるようであれば、レントゲンやMRIなどの画像診断も一つの手になります。
痛みがある状態でスポーツを繰り返していると疲労骨折になってしまい、しばらく運動ができなくなってしまうので、少しでも気になる際にはご相談ください。
シンスプリントに対しての施術
初期段階であれば2週間くらいで、ほとんどが改善しますが、運動を続けたりしてしまうと1か月から2カ月と長引くことが多いです。
骨膜に炎症が起こっているため、アイシングと電気療法(マイクロカレント波)を行っていきます。
長くても1週間ほどで炎症は落ち着いてきますので、落ち着いたら上記の筋肉やふくらはぎの筋肉の柔軟性と筋力を獲得するための施術を行います。(鍼灸・指圧・高周波温熱療法などを用いて)
2週間経過後に、歩行時痛や自発痛がなければ軽めのウォーキングやランニングを始めていきます。
その際に扁平足や足のアライメントが崩れている方は、インソールやサポーターなどを使用したり、地面が硬くなく出来るだけ柔らかいところでのトレーニングをしたり負担が少なくなるよう工夫していきます。
段階を踏んで復帰することが大切です。
スポーツ復帰の目安は、初期であれば2週間程度、重症であれば2~3か月後くらいが適切かと思います。
スポーツ障害である「シンスプリント」の予防にかかせないのが、“ストレッチやアイシング”です。
日頃からの足の筋力や柔軟性のトレーニングをしておくことが、予防に繋がります。また、水泳や自転車などのトレーニングは足の衝撃と体重負荷が一度にかからず、筋肉強化ができるので、シンスプリント予防に効果的です。
スポーツでの怪我(スポーツ外傷・スポーツ障害)に対する施術を得意としています。
超音波や鍼などを用いて、柔軟性の回復や筋力の回復を促進させる施術を行い、早期復帰に導くお手伝いをしております。
足の痛み、シンスプリントだけでなく、スポーツでの怪我でお困りの方は千代田区神田駅からすぐのメディカルスポーツ整骨院・鍼灸院にご相談下さい。
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