症例：足裏の痛み 足底腱膜炎 丸の内男性
マラソンランナーが数カ月前から足の裏が痛いと来院されました。整形外科では足底腱膜炎と診断され湿布を渡されたようです。
足底腱膜炎は一般的に親指の付け根からかかとに繋がる太い筋（土踏まずの部分）の痛みを言います。
今回の患者様の場合、人差し指の付け根の部分（最も曲がる箇所）に痛みがあり、足を着地してから蹴るまでの動作で痛みがあるとのことでした。
この箇所に痛みがある場合にはいくつかの原因が考えられます。一般的には例えば、足裏の横アーチの低下がおきていることです。横アーチが低下していると地面からの衝撃を吸収できず余計に足裏に負荷がかかりやすくなります。またシューズ（インソールも含め）が足に合っていない場合も足裏のアーチを崩す原因となり余計な負荷がかかりやすくなります。（余談ですが、ハイヒールを履く女性は指先がヒール足となってしまっているため時々似たような症状の女性も受診されます）。
これらの横アーチの低下はテーピングで横アーチを形成させることも可能ですが、オーダーでインソール作るほうが良いかと思われます。
特にこの患者様は横アーチの低下に加え、５本の指が中心に閉じてしまっていて指が開かない状態でした、指が閉じてしまっていると指が全く機能していない状態となります、つまり力が指に伝わらないために地面を蹴れません。インソールを入れることで指に力が入りやすくなり地面を蹴る感覚が分かると思います。同時に足裏の筋トレも指導しました。
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